* [[知的財産管理技能検定:http://www.kentei-info-ip-edu.org/]] [#w698aba7] 一級実技を受けて来ました。明治大学和泉キャンパスにて。 一級実技(特許)を受けて来ました。明治大学和泉キャンパスにて。 受験者は60名ほど。10のグループに分けられて、7名ずつ呼ばれていくという形で進みました。 わたしは51番。8グループ。遅い。 - 11:45頃 入室 - 12:00-12:10 事前説明 - 12:10-12:30 待機 (何だこの空き時間は) - 12:30 第1グループ移動 - 12:45 第2グループ移動 - 13:00 第3グループ移動 - 13:15 第4グループ移動 - 13:30 第5グループ移動 - 13:55 第6グループ移動 (時間調整でここは15分間隔+10分だった) - 14:10 第7グループ移動 - 14:25 第8グループ移動 (やっと呼ばれる) - 14:40 第9グループ移動 - 14:55 第10グループ移動 - 14:35-15:00 試験室A で筆記試験 (試験時間は20分) - 15:00-15:10 試験室B に移動して口頭試問 筆記試験では20分で15問を解かないといけないためぜんぜん時間がないのですが、 いつ始まったのかをメモるのを忘れてしまい、終わる時間が解らずにかなり焦りました。 3分くらい余ったかなとは思います。 問題の口頭試問はかなり緊張しました。1人ずつ部屋に通され、 試験官の方が真っ正面に2人、事務のような方が左後方に1人いました。 「内在する課題(問題点)がある」枝について、そう考える理由を答えていきます。 こんな感じでした。 ** Part I [#zdda8d5f] ** 問1 [#ld5c0ff7] - 3のどこに問題がありますか。 -「補正手続全体を却下し」というのはここでは最初の拒絶理由に対する応答ですので却下されず、17条の2第4項による拒絶理由通知がなされます。 - 「発明の単一性を満たさない」というのはいかがですか。 - 発明の単一性を満たさないという記述は正しいです。 - この補正は許可されますか。 - 外的付加補正ですので17条の2第3項による拒絶理由が通知されるかと思います。 - 次に行きます。 (何か支離滅裂な感じがしてきましたが…) ** 問2 [#k5545a7e] - 2のどこに問題がありますか。 - 拒絶査定不服審判における補正は審判請求と同時にしかできませんので、「審判の請求日から30日以内であれば」という記述が間違いです。 - はい。その通りですね。 (無事通過。) ** Part II [#p8b53f65] ** 問3 [#w73227ec] - 1のどこに問題がありますか。 - グループ全体のルールを設けないとなりますと、どの国でどの子会社がどの権利を持っているのかがわからなくなるという問題があると思います。 - んー。問題に即して回答してください。甲の問題提起を見てください。 - (10秒ほど考える) 「競争力をグループ全体として確保するために」という目的がありますので、全体のルールを設ける必要があるかと思います。 - はい。それで大丈夫です。 (日本の携帯電話はガラパゴスなので国際的にバラバラに管理すると困るみたいなことを筆記の段階で準備していきましたが、話さなくてよかったです) ** 問4 [#s3bd53c9] - 3の "consisting of" には問題があります。どのような問題がありますか。 - (米国特許出願はさっぱりわからず、問題があるとしたのは2だった…) すみません。この問題はよく存じ上げませんでした。 - "open-ended" とは何ですか。 - (これも知らん…) これに限らない、ということでしょうか。(こちらが聞いてどうする) - ではそれを踏まえて、3にはどのような問題がありますか。 - (やはり解らない) この4点で構成される携帯電話でなければいけないと。 - ではその構成部品以外からなる携帯電話については権利行使できますか。 - (誘導に従ってカンで) いいえ。できません。 - (大きくうなづかれる) (やー「MPEPに基づいて」と言われても。) ** 問5 [#u7ebafce] - 1には問題があります。どこでしょうか。 - (これもカンで「ある」と答えたが…) 「当該文献を韓国特許庁に提出する義務があります」の部分に問題があると思います。 - では「文献公知発明を記載する」という点はいかがですか。 - (知らないが) 韓国には日本国特許法48条の7のような規定がないため、明細書に文献公知発明を記載する義務はありません。 - 提出する義務もないんですね。 - はい。ありません。(言い切った) ** 終わってから [#lc051b3b] - 合格したら今後どうされますか。 - (何を答えたのか忘れましたが実務経験が乏しいので資格を得ることでステップアップにしたいと言ったような。) - やっぱり技術もやっていきたいですか。(右の試験官が左の方を指して) こちらの方も一級に受かりながらまだ技術で頑張っているんですよ。 - そうなんですね。とても励みになります。 - 弁理士に挑戦してみようというのはありますか。 - すでに4回受けているのですが短答が通らず今年も36点でダメでした。 - あとちょっとだから、その調子で頑張ってください。 - 緊張しましたか。 - かなり緊張しました。 - そうは見えなかったですよ。長い待ち時間で大変だったでしょう。お疲れさまでした。 - ありがとうございました。 試験官のお二人はとても親切な方で、何とか合格させようとうまく誘導してくれました。 ちゃんと受かってるといいなぁ。 発表は 8/26(金) です。