runInstaller は X が要るという印象が強いですが、 コマンドラインからでも使えます。

GUI 上でいろいろと入力する設定を「レスポンスファイル」というものに書いて、 runInstaller に渡して進めていきます。 レスポンスファイルは response/ ディレクトリにひな形があるので、 コピーして作ることができます。 OS やユーザの設定はやっておく必要がありますが、 とても簡単にインストールが終わります。

例えば Solaris 10 (x86_64) に 10g R2 をインストールしてみた例です。

enterprise.rsp を response.rsp としてコピーして編集し、 そのファイルを絶対パスで指定して実行します。

#pre{{ bash-3.00$ unzip 10201_database_solx86_64.zip ... bash-3.00$ cd database/ bash-3.00$ ls doc response stage install runInstaller welcome.html bash-3.00$ cd response/ bash-3.00$ cp enterprise.rsp response.rsp bash-3.00$ ls custom.rsp emca.rsp netca.rsp standard.rsp dbca.rsp enterprise.rsp response.rsp bash-3.00$ vi response.rsp (編集する) bash-3.00$ ./runInstaller -silent -responseFile /export/home/oracle/database/response/response.rsp Oracle Universal Installerを起動中です...

インストーラ要件の確認中...

... インストールに成功しました

リンクの処理中です。 (Sat Jul 17 00:00:29 JST 2010) .. 75%完了しまし た。 リンクに成功しました。

設定中です (Sat Jul 17 00:05:26 JST 2010) .................... 100%完了しまし た。 設定に成功しました

インストール・フェーズの終了です。(Sat Jul 17 00:05:33 JST 2010) WARNING:このセッションで新規インベントリが作成されましたが、このシステムのセン トラル・インベントリとしてまだ登録されていません。 新規インベントリを登録するには、ルート権限でスクリプト'/opt/app/oracle/oraInventory/orainstRoot.sh'を実行してください。 インベントリを登録しないと、インストールした製品の更新やパッチの適用ができない ことがあります。

システムを構成するには、次の構成スクリプト /opt/app/oracle/product/10.2.0/Db_1/root.sh をルートとして実行する必要があります。構成ツールの実行をスキップした場合、構成 は完了せず、製品は適切に機能しません。 製品が適切に機能するには、OUIの終了後、 スクリプトおよび構成ツールを実行する必要があります。

Oracle Database 10gのインストールが成功しました。 詳細は'/opt/app/oracle/oraInventory/logs/silentInstall2010-07-16_11-55-35PM.log'をご覧ください。

bash-3.00$ }}

終わったらここに出ているように root でスクリプトを実行して完了です。

ここで使った response.rsp でひな形から変更して設定した内容はこんな感じです。

#pre{{ UNIX_GROUP_NAME="oinstall" ORACLE_HOME="/opt/app/oracle/product/10.2.0/Db_1" ORACLE_HOME_NAME="OraDbHome1" COMPONENT_LANGUAGES={"ja", "en"} s_nameForDBAGrp="dba" s_nameForOPERGrp="dba" n_configurationOption=3 }}



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Last-modified: 2011-01-29 (土) 15:27:49