ちょっと必要になって久しぶりに電源を入れてみると、 電源自体は入るものの、画面は真っ黒のまま。
原因がはっきりしないのと切り分けが難しいため 何とも言えないのですが、よく見かける NVRAM が干上がった という症状ではなかろうかと断定。
これらのサイトを参考にして、電池交換は半田を使って難しいだろうということで NVRAMを買ってくるということにしました。
まずは取り外し。知らないものは緊張しますね。 マイナスドライバーよりも、 PCIのバックパネルを使ったほうが 簡単に外せました。
秋葉原の 若松通商 に行って、「同じものをください」と言って購入。 外したものは M48T59Y-70PC1U というものなんですが、 出されたのは U がないもの。形も微妙に違うので 大丈夫かなと不安になりながら帰宅。
上が外したもの、下が買ってきたものです。 買ってきたものは角が落とされています。 デジカメの接写はどうしても手ブレしてしまいます・・・
刺してみて電源投入。しばらく待っても上がってこないので これは外れかと思っていたところ、無事画面が出てきました。
Service Manual にはどれくらい時間が掛かるか書いてあります。 この通り8分で上がってきました。
CPU Configuration | max setting | min setting |
4-way | 8 minutes | 6 minutes |
2-way | 3.5 minutes | 3 minutes |
Single | 1.5 minutes | 1.3 minutes |
無事PROMのプロンプトが出てきたら、 以前メモっておいた情報 を見て設定。
#pre{{ {0} ok set-defaults Setting NVRAM parameters to default values. {0} ok .idprom Format/Type: aa 55 Ethernet: 55 aa aa 55 aa aa Date: aa 55 55 aa Serial: aa 55 aa Checksum: aa {0} ok 01 00 mkp {0} ok 80 01 mkp {0} ok 08 02 mkp {0} ok 00 03 mkp {0} ok 20 04 mkp {0} ok c3 05 mkp {0} ok 34 06 mkp {0} ok fd 07 mkp {0} ok 00 08 mkp {0} ok 00 09 mkp {0} ok 00 0a mkp {0} ok 00 0b mkp {0} ok c3 0c mkp {0} ok 34 0d mkp {0} ok fd 0e mkp {0} ok 0 f 0 do i idprom@ xor loop f mkp {0} ok .idprom Format/Type: 1 80 Ethernet: 8 0 20 c3 34 fd Date: 0 0 0 0 Serial: c3 34 fd Checksum: a9 }}
最後の Checksum が "a9" というのはメモってある16bytes目と同じことを確認すればOKです。
書き込んで再起動。
#pre{{ {0} ok reset }}
今回は Solaris10 を新規にインストールしようということなので、 CD-ROM から boot です。 今度は8分も待たなくてもちゃんと上がってきたことを確認して、 PROMから起動。
#pre{{ {0} ok boot cdrom }}
インストールが終わったら disk からの boot ですよと 教えてあげればいいですね。
#pre{{ {0} ok setenv boot-device disk0 }}
無事動いて良かったです。緊張しました。
早速 Solaris10 と Oracle10gR2 をインストールしてみました。
4CPU とは言ってもさすがに昔のマシンですから、 なかなか重いです。使えないほどのものではないですけどね。
やったことがあるのとないのとでは 細かいところで経験が生きるはず。
夕方には散髪に行ってました。
ちょっと短くして、さっぱり。